インターナルカーボンプライシング制度を導入
2025.05.30サステナビリティ
脱炭素に寄与する設備投資・工程改善を促進
カーリットグループは、2025年5月から社内における温室効果ガス(以下、「GHG」)排出量に係る意識向上および脱炭素への取り組みをより推進するため、社内で独自にGHG排出量に対して仮想的に価格を設定し、投資判断に活用する「インターナルカーボンプライシング」(以下、「ICP」)制度を導入します。
ICPは、低炭素投資や対策の推進に向け企業内部で独自に設定、使用する炭素価格のことです。またICPは、「TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures、気候関連財務情報開示タスクフォース)」などのESG情報開示の枠組み内で、ICPを脱炭素の投資指標として活用することを推奨されるなど、重要な指標項目の一つでもあります。
当社グループは、2030年度までにGHG排出量(Scope1+2)の46%削減(2013年度比)および2050年度のカーボンニュートラル実現を目指しています。
ICP制度を導入し、脱炭素に寄与する投資や取り組みを促進することで、今後もGHG排出量の削減を積極的に推進してまいります。
ICP制度の概要
ICP制度の対象 |
・年間GHG排出削減量がCO2換算1ton以上の効果となる設備投資 ・年間GHG排出削減量がCO2換算1ton以上の効果となる工程改善 |
ICP制度の適用方法 |
・対象となる設備投資に伴うGHG排出削減量に社内炭素価格を適用して金額換算したものを ・対象となる設備投資および工程改善を提案・実施した部門への褒賞金制度を創設。 |
株式会社カーリット
経営企画部 サステナビリティ推進室