トップコミットメント

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「九転十起」の精神に倣い、無限の可能性に挑戦し続けさらなる成長を目指します。

当社グループの起源は1918年、後にセメント王と呼ばれた浅野総一郎がスウェーデンからカーリット爆薬の製造技術を導入したことに遡ります。当時の日本は政府主導のもと近代国家への歩みを大きく進めており、道路整備やダム建設などにおいてセメントの需要が高まっていました。「国を豊かにするためにセメントは必ず必要になる」浅野総一郎は、国の未来を案じた末に、セメント事業に着手しました。カーリット爆薬は、セメントの原料となる石灰石の採石用として使われ、セメントの大量供給に大きな役割を果たし、日本が近代国家としての礎を築く一助となりました。

以来、当社グループでは、爆薬の製造技術を基に、時代の変遷につれて様々な事業分野へ進出してまいりました。紙の需要が高まるにつれ、パルプの漂白剤として使われる塩素酸ナトリウムを供給し、また自動車が普及するにつれて搭乗者の安全を守る自動車用緊急保安炎筒を販売。パソコン・スマートフォンが人々の日常に欠かせない現代においては、電子材料部品やシリコンウェーハの製造、二次電池の性能試験へ進出するなど、時代の移り変わりと共に、浅野総一郎の信念である国の発展を見据えたモノづくりを創業以来続けてまいりました。

昨今、社会環境の変化はめまぐるしく、先進国での少子高齢化の進展、AI・IoTの発展、環境・エネルギー問題、更には、水・食料・衛生・医療、SDGs(持続可能な開発目標)などといった様々な社会課題への対応、またESGへの積極的な取り組みが求められています。
これら当社を取り巻く多種多様な課題に応え、持続性のある成長を図るために、当社グループは「安心・安全で活き活きとした職場環境づくり」、「信頼性・透明性・収益性のある経営基盤の強化」、「豊かな社会創造への貢献」、「地域社会との共生」の4つのマテリアリティ(重要課題)を特定し、各々に対応するSDGsとの関連付けも行っております。

冒険心にあふれ、起業家精神を持つ浅野総一郎は、度重なる挫折にもめげず事業を成功に導きました。七転び八起きでは足りず、「九転十起の男」とも呼ばれた創業者の不屈の精神に倣い、新型コロナウイルス感染症拡大により企業経営を取り巻く環境が厳しさを増している今こそ、改めて創業の精神に立ち返り、原動力である全従業員の力を結集して積極果敢に挑戦し、難局に立ち向かってまいります。
株主さまをはじめとするすべてのステークホルダーの皆さまにおかれましては、引き続きご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

代表取締役社長
金子 洋文