モノづくりを通じたサステナビリティ

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当社グループは事業活動を通じて社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現を目指します。主な製品・サービスをご紹介します。

電池の受託評価/日本カーリット㈱

日本カーリット㈱では、蓄電池の開発過程において様々な負荷が加わった場合の挙動を調査し安全性を確認する危険性評価試験と、性能を評価する充放電サイクル試験・保存試験を受託しています。
近年、リチウムイオン電池等の蓄電池は自動車や携帯電話、パソコン、家電製品等、身の回りの様々な場所で用いられています。世界中で地球温暖化の主な原因である二酸化炭素(CO2)の排出量を抑制する動きが活発で、自動車ではガソリン車から電気自動車にシフトするなど蓄電池は急速に広まり、そして大型化しています。このようななか、蓄電池の試験需要は年々増加すると考えられます。

電池試験所

ラミセルからモジュール、パックまでの多種形状に合わせた試験ができるよう、小電流から大電流までの電源と恒温槽を取り揃えており、お客さまのニーズにお応えできるような電池試験所となっています。蓄電池の充放電のサイクル試験はもとより、電池を使用する環境温度で制御して保存劣化を評価する保存劣化試験も行っています。

危険性評価試験所

発火・爆発が予想される試験を安全に実施できる設備を用意し、お客さまが要望される試験を行える場所の提供ならびに消防法に基づき危険物か非危険物かの判定や、化学物質の危険性評価試験を行っています。
蓄電池の耐火試験・短絡試験・釘刺し試験・圧壊試験・水没試験等、近年注目されている電気自動車や家電用など様々な蓄電池の安全性評価試験にも対応できる試験所となっています。また、コロナ禍でご来所頂けないお客さまに向けたリモート試験を行っています。
これら二つの試験所によって、素材の危険性評価試験から蓄電池の充放電試験、そして安全性評価試験まで一貫した試験ができる体制を整えています。
SDGsの7番『エネルギーをみんなにそしてクリーンに』では、「すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する」ことを目標としており、なかでも再生可能エネルギーへの取り組みは今後さらなる強化が必要とされています。
このクリーンで普遍的なエネルギーの安定化のために蓄電池は重要な役割を担っており、今後益々普及が進み性能と安全性の向上が求められるなか、当社は受託評価試験というサービスを通じて持続可能なエネルギーの拡大に貢献しています。

半導体用シリコンウェーハ/㈱シリコンテクノロジー

㈱シリコンテクノロジーでは、インゴッド製造からスライス・研磨までの一貫生産体制が可能な高い技術と、徹底した品質管理で、パソコン・スマートフォン・自動車等の電子機器類に不可欠な半導体の基盤であるシリコンウェーハを製造しています。

超高精度シリコンウェーハ

MEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微小電気機械システム)の大多数は200mm以下の小口径シリコンウェーハが基板として用いられ、微細なMEMS構造を作り込むために、「均一な厚さを有する」高精度なウェーハが必要とされます。
高精度化には複雑で高度な技術が必要です。高精度研削機を導入して最先端、かつ独自の研削工程をプロセス化し作り込むことで、小口径100~150mmウェーハでは「世界最高の精度」となるサブミクロンオーダーの「均一な厚さ」を実現しました。
身の回りには半導体デバイスが満ち溢れ、半導体に囲まれて生活していると言っても過言ではない状態になっています。生活を潤す半導体デバイスを超小型・高精度・低価格で身近なものとした立役者がMEMSです。MEMSによって、従来はcmサイズであったセンサー類等を、半導体の微細製造技術を使ってmm~μmサイズの超小型に縮小し、例えば車やスマートフォンにはMEMSが一台あたり数十個も搭載されています。各種のセンサーやマイクロフォン、高周波フィルターやスイッチのほか、様々な用途に使われ、MEMSの市場規模は急速に拡大しています。

移りゆく、小口径ウェーハへの期待と需要

これまで小口径ウェーハは価格が重視されていましたが、高精度が求められる用途が生まれ、急速に成長しています。超高精度ウェーハは今後、5Gに対応する高周波用途でも大幅な伸長が期待されています。
これからも高付加価値で高い品質が求められる成長市場へと参入し、暮らしを豊かにする半導体を提供していきます。
生産する小口径ウェーハを取り巻く環境が大きく変わってきています。最近では増加する半導体の需要に小口径ウェーハも供給が追い付かず、自動車や家電等々の生産が制限されるような事態となっています。
当社も、需要の増加に応じて生産能力を大幅に増加させました。小回りが利く国内で唯一のウェーハメーカーとしてユーザーからの期待に応え、新たな需要や不足する供給量に対応し、半導体が支える現代社会のなかで産業と経済の発展に貢献してまいります。